協議離婚
協議離婚というのは、今日本でいちばん多い離婚というのが協議離婚といわれています。協議離婚は夫婦同士の合意さえあれば、離婚の理由が特別必要ではなくて、自然に離婚届けに合意して届け出を出して離婚するという一番スムーズに離婚が進むものが協議離婚と呼ばれるタイプのものです。
離婚をする際に、どの離婚の場合でも協議離婚だったらもめることもなく裁判沙汰にもならないと思うのですが、離婚は十人十色ですからそういうわけにもいけません。
協議離婚では必要なものというのは離婚届だけなのですが離婚届には、成人の証人2人のハンコがあれば提出することができます。
協議離婚は、離婚届けの不備が認められない限り、身分証明を求められるということも、印鑑証明を出す必要もありませんし、誰が出しに行っても離婚届は受理されてしまいますから自分が知らないうちに離婚届が出されていたというトラブルもよくあるようです。
協議離婚とは関係ありませんが相手に離婚届を出されてしまうのを防ぐためには区役所などに、離婚届けの不受理申し出を出した方が安全です。
協議離婚は一番スムーズに進む離婚ですが、現実jはなかなかそうはいかないかもしれません。
調停離婚
調停離婚について説明したいと思いますが、協議離婚というのは話合いによって離婚が決まることをいいますが、協議離婚に至らない場合には、家庭裁判所で調停をしなければいけない運びになります。今、日本の離婚の中では9パーセントが調停離婚によって行われているといわれています。
家庭裁判所へ行ってすぐに裁判をして離婚に至るという流れではなくて、家事相談室という場所で相談をしてから離婚調停を進めていくという運びになっています。
相手から離婚調停の呼び出しがあった場合に、もしも出頭しなければ5万円以下の罰金を支払わなくてはいけないことになりますから、離婚話を切り出しても、離婚してくれないといった相手の場合には、離婚調停の呼び出しをした方がいいかもしれませんね。
調停離婚の手続きとしては申立書をまずは家庭裁判所に出します。
そして家庭裁判所から日程が決められて呼び出しがあると思いますからそこで双方の言い分を話をして話合いが続けられることになっています。
一回で調停離婚できる人もいれば何回も離婚調停を繰り返さなければいけないこともあります。
もしも離婚調停でも話し合いがつかず、裁判所が調停不可能と決定を下した場合には不服申し立てができませんから調停不成立として終了してしまいます。